前回までに、ソフビ人形への駆動装置組み込みと、IchigoJam、MapleSyrupとの配線が完了しました。今回は、いよいよIchigoJamにプログラミングして、動かしてみます。
今回、動作テスト用に作成したプログラムは、次のとおりです。
MapleSyrupを介して、足下のモーターを動かすコマンドは、次のとおりです。
- OUT1……左モーターを回転します。
- OUT32……右モーターを回転します。
- OUT0……モーターを停止します。
うでのサーボモーターを動かすコマンドは、次のとおりです。
- PWM 3,145……左腕(OUT3ポート)を動かします。2つめの数字を変えると、動かす角度が変わります。
- PWM 4,180……右腕(OUT4ポート)を動かします。2つめの数字を変えると、動かす角度が変わります。
口の中のLEDを点灯させるコマンドは、次のとおりです。
- LED 1……LEDの点灯
- LED 0……LEDの消灯
動作を一時的に止めたり、繰り返したりするには以下のコマンドを使っています。
- WAIT 30……動作を止めたり、継続する時間を指定します。数字の60が、約1秒になります。
- GOTO 10……指定した行まで戻って、繰り返します。
プログラムを入力できたら、「SAVE」を実行して、保存します。
いったん電源を切ったら、IchigoJamとMapleSyrupをゴジラの背びれなどに乗せましょう。
準備ができたら、IchigoJam本体のボタンを押しながら、電源スイッチをオンにします。こうすると、起動と同時に先ほどSAVEしたプログラムが自動実行されます。
ゴジラが数歩歩いてから手を動かし、口の中のLEDを光らせます。
ここでは、短いプログラムで、ひととおりの動作を試してみましたが、今後は動かす時間やタイミングを変更することで、よりリアルな動作を実現していきたいと思います。
(テキスト 池田利夫)
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