Fusion 360初級講座 [第5回]

数値を指定してスケッチする

前回は、長方形をスケッチし、それを押し出して直方体を作成しました。長方形をスケッチする際、大きさは表示される数値を参考に描画しました。

正確な3Dモデルを作成するには、数値は絶対必要です。今回は、数値を指定してスケッチする方法を紹介します。

■数値を指定して長方形をスケッチする

1.[スケッチ]-[長方形]-[2点指定の長方形]を選択します。

2.スケッチを描画する平面を指定します。ここでは、X軸とZ軸から成る平面をクリックして選択しました。

3.始点をクリックし、マウスポインターを終点の方へ移動します。長方形の縦と横の長さが表示されます。ここまでは前回と同じです。

4.数値を入力します。反転表示されている部分に入力されます。

5.[Tab]キーを押すと、鍵マークが表示されます。これで数値が設定されました。もう一方の辺の数値が反転表示され、入力できるようになっています。ちなみにこの状態でマウスを動かしても、鍵マークが付いた方の長さは変更されません。

6.もう一方の辺も数値を入力し、[Tab]キーを押して鍵マークを付けます。これで2辺の長さが確定されました。[Enter]キーを押します。

※この時点でも数値の変更は可能です。反転表示されている状態で入力し直してください。


7.長方形がスケッチされました。数値が指定されているため、寸法線が表示されます。

これで数値を指定して長方形をスケッチすることができました。


■確定したスケッチの寸法を変更する

スケッチの寸法を後から変更することもできます。

1.変更したい寸法値をダブルクリックすると、入力可能状態になるので、数値を入力し直し、[Enter]キーを押します。

2.数値が変更されました。

寸法線が付いていると、精密な図形を描いている!という感じがしますよね。数値は、スケッチをもとに立体を作成した後からでも変更することができます。次回はそのやり方を紹介します。


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