以前の記事で、「2足歩行てくてくロビ」を組み立ててみました。完成したロビくんは、電源スイッチをオンにすると、内蔵のモーターで、てくてく歩いてくれます。
でも、せっかくなので、“リモート操作で自由に動かしてみたい!”と思って、乾電池をスマホからコントロールできる「MaBeee」を一緒に使うことを考えてみました。
けれども、てくてくロビが使うのは、小さなボタン電池LR44が3個。MaBeeeを使うには、単三乾電池を入れるためのスペースが必要です。そこで、ボタン電池1個ぶんの電源を外に出して、ロビの背中にMaBeeeを背負わせることにしました。どちらの電池も電圧は1.5Vなので、きっと問題なく動くはずです。
今回は、次のことをミッションとして、電子工作に挑戦しています。
- ロビの背中にMaBeeeを背負わせる
- ケーブルを通す穴はなるべく目立たないようにあける
- 電池ボックスは取り外し可能にする
●材料
- 単三形電池ボックス ※模型店やネット通販で買えます
- ジャンパーケーブル 2本(オス-メス2本 または オス-オス メス-メス各1本)※パーツショップやネット通販などで買えます
- 2足歩行てくてくロビ(作成済み)
●使う工具
- ニッパー
- ハンダごて
- ハンダ
- プラスドライバー
- ヤスリ(平形と三角形)
- 両面テープ
●作る手順
「2足歩行てくてくロビ」は、かなりピッチリと隙間なくできているプラモデルです。まずは、ロビの両脇に、ケーブルを通すためのミゾを作ることにします。
プラモデルの解説書を見ながら、いったん頭部を取り外して、ボディ表面の電池カバーを開けましょう。
電池カバーの白と黒の境界部分の、白側のほうを平たいやすりで削ります(ロビくん、ちょっとだけ、ごめんなさい!!)。側面の下側まで削っておきます。左右両方を削っておきましょう。
ボディ本体側で、白と黒の境界部分の、白側のほうを断面が三角形のやすりで削ります。ケーブル1本をはわせる深さがあればいいので、削りすぎないように気をつけ、ましょう。左右両方を削っておきます。
ジャンパーケーブル(メス-メス)を半分に切ったら、ニッパーを使って、内側のほうを皮むきします。ケーブルは、脇から出して背中にまわる長さがあればいいので、短めに切ってもかまいません。もう1本も同じように皮むきします。
いちばん下の電池が入るところの接点に、ジャンパーケーブルの皮むきしたほうをハンダ付けします。中央の接点がマイナス、左側がプラスです。
上の2つには電池を入れたら、先ほど、三角のやすりで削ったところにケーブルを這わせます。
ミゾからケーブルが出るように気をつけながら、電池カバーをかぶせます。
ジャンパーケーブル(オス-オス)も、半分に切って、内側を皮むきしておきます。電池ボックスのプラスとマイナスの端子にハンダ付けします。
MaBeeeには、あらかじめ単4電池を入れています。ここでは、単4形エボルタNEOを入れています。
電池ボックスの用意ができたら、中にMaBeeeを入れます。
ジャンパーケーブルのオス-メスをソケットにさしてつなぎます。プラスとマイナスを間違えないように、注意してください。本体電池ボックスの中央から引き出した線のほうが、マイナスです。
まずは、上の状態で動作確認します。電源をオンにして、スマホのMaBeeeアプリを起動したら、ペアリングしたら、レバーを上げ下げして動くかどうか試してみましょう。
動くことが確認できたら、ロビの頭やうでなどを取り付けましょう。そして、背中にMaBeeeを背負わせてみます。ここでは、両面テープを使って簡易に取り付けています。
いよいよ、「2足歩行てくてくロビ」の歩行を試してみましょう。スマホアプリからコントロールしてみます。
ロビくんが、てくてく、てくてくと歩きます。本物ロビとくらべれば、もちろんゆっくりの歩みですが、1コのモーターでここまで動いてくれるのは、楽しいです。MaBeeeを使って、歩いたり、止まったり、ロビを動かして一緒にあそぶことができました!
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